明石沖 ボートブレードジギングでサワラを狙う 5/13

大サワラが回遊する初夏にブレードジグ

 meikeimaru のボートで狙う播磨灘の釣りログ

これはこれで型もののおいしいメジロですが、残念でした

これはこれで型もののおいしいメジロですが、残念でした

meikeimaruのボート釣り。ターゲットは、「ブレードジギングで明石沖のサワラ」

ハマチではなく、サワラを選り分けて釣ろうとできるのが、ブレードジギング。高速リトリーブでブレードを回転させ、さらにその速度でハマチに喰わさず、サワラだけに喰わすという釣法です。そんなことができるのかと思うものの、どうやら確率的に言うと、かなりのものだそうだ。しかし、最初の1匹を狙うスケベ心が一瞬の止めを入れたら、メジロが喰ってしまいました。

潮が思うように動かず、短い時合いは過ぎ去りサワラは、次回順延だった。

○釣り概況
○あとがき

 釣り概況

 2025年5月13日(火) 大潮 満潮 8:53 干潮 16:08 (高砂)

 明石海峡転流 5:51 最速 8:07 W2.4kt

 海況:波穏やか 水温 16.5℃

 釣行(釣り開始終了)時間 出航6:00 7:00-9:30

 釣果 メジロ 67cm

 ラインPE1.5号、リーダー8号、ブレードジグ 60-80g
 ジギングロッド LJ63XHS #4000SW

※注釈 -40cm未満=ツバス、40cm超-60cm未満=ハマチ、60cm超-80cm未満=メジロ、80cm超=ブリ Wikipedia記載の基準値で記事を書いています。

本日の釣果 しっかりした魚体の初夏のメジロです

本日の釣果 しっかりした魚体の初夏のメジロです

明石沖カンタマからヒアガリそして高倉瀬、どこか塩梅のよろしいところでと朝一番の海をチェックしていると、ハマチのボイルがボココと出てきました。表層のベイトを追い回しているようで、艇のすぐそばでボイルして背びれを出しながら急速なダッシュを見せるほどで、なんだかなめられているような朝でした。

サワラもですが、まずは安心の1匹目と、このハマチを狙います。ところが、喰うはずの動きに喰って来ず、1匹目を確保することができません。この時期の大潮は、夜に急潮の動きをすれど、朝からはとろんとした動きだけで、時合いが見えにくいのも特徴です。少しづつ場所を移動させながら、ハマチ狙いよりはるかに上のタナまでリトリーブをしていますが、音沙汰無しです。

サワラ狙いならば、止めを入れないでひたすら高速リトリーブですが、1匹目が……欲しい……。

で、止めを入れる動きをしていると、ゴツンと喰った!アワセと同時に横走りでドラグが鳴ります。この横走りはサワラかと思ったのですが、力強く首を振る動きも出てきたので、青物です。でも結構な力強さを見せたのは、メジロクラス(67cm)でした。

ブレードジグのフックは、がっちりとカンヌキにかかります

ブレードジグのフックは、がっちりとカンヌキにかかります

遊泳速度は、サワラがかなり勝るということで、俊敏なハマチが追い付けないジグの動きでも、後ろからガブリと喰いつくのが、サワラなんです。このリトリーブでサワラを選り分けるのが、ブレードジギングです。それなのに、止めを入れた瞬間にメジロの若旦那が喰いました。これはこれで、充分な1匹なんですが、ちょっとがっかりです。しかし、確実にカンヌキにフッキングするこの釣法、ダイレクト感が強くありサワラだろうがハマチだろうが、痛快な面白さがあります。

結局、はっきりしない潮周りでハマチのボイルも見えなくなり、ということは、ベイトが散ったのやらで、その後、巻き疲れでメジロ1本抱えて沖上がりにしました。

ボイルしている時、ハマチにフローティングミノーを投げればよかったのか、そうすれば最初の1匹を確保して、安心して止めを入れない高速リトリーブでサワラが喰ったかもしれないと、あとから女々しい愚痴をこぼしていた小艇です。

次回のもう少し速いメリハリある潮で、サワラの時合いを見つけます。

魚を惑わす光ものの回転するブレードと特徴的なシングルフック

魚を惑わす光ものの回転するブレードと特徴的なシングルフック

 きょうのおまじない

高速リトリーブのハンドル回転にすべてをかけて巻いた……

 for your information

  • サワラの就餌層は、ハマチなどのその上、水面下10mくらいで回遊している
  • 遊泳速度は、特に直線では速く、俊敏なハマチ以上でベイトへ突進する
  • 光ものに興味を示し、ブレードが回転する反射光に反応する
  • 歯が鋭いので、口に入ったジグがガツンとカンヌキにかかるシングルフックで、リーダーを保護
  • ハマチを狙うならば、チョクリでもすれば釣れるが、サワラ別のもの

本日 活躍したブレードジグ種々 シルバーは新色

本日 活躍したブレードジグ種々 シルバーは新色

 あとがき

釣りとしては、その引き具合からもメジロやハマチの大きいのがおもしろいのですが、この時期の大きなサワラのおいしさは、格別です。食いしん坊は、サワラが食べたく釣りに行きます。でも、このメジロ、しっかり血抜きをして持ち帰り、寿しにしたら臭みもなく最高の寿しだねでした。

サワラ狙いでは、ブレードジグが最近の主流ですが、シンキングタイプのミノーがあります。次回は、ブレードジグのロッドとキャスティングロッドDialuna M+の準備を忘れないようにします。